松本の「10センチ」に伺った時、この小さな家具が置いてありました。
部屋に置いているだけで、その周りの空気がやわらかくなるような気がします。
子供用の家具としてだけでなく、花を飾ったり、ベッドサイドに置いたり・・いろんな場面で生活を豊かにしてくれそうです。
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子供はどんどん育って、大きくなりますから、高いものは買ってもすぐに使えなくなってしまう。だから使い捨てのもので十分と親は考え、しばらくするとプラスチック製の安っぽいものが部屋のなかにあふれることになってしまいます。
随分前のことですが、僕が子ども椅子をはじめて見た時、「いいものだな」と思いました。小さいけれど、しっかりと作られていて、大人の家具にない愛らしさがある。いつまでも見飽きない良さを感じました。家具は部屋の質を決める重要な要素です。それは小さな家具の場合も同じこと、子ども椅子や机があるだけで、心が和み、雰囲気が豊かになるように思います。
自分専用の椅子と机があると、子どもにとっても居場所がある安心感があるのではないでしょうか(きっとお父さんだって自分の椅子が欲しいと思っているでしょうが)。木の手触り。家具の使い心地。知らず知らずのうちに、もののよさを理解していくのではないでしょうか。
それから、子供が大きくなって椅子や机を使わなくなったとしても、机はリビングのサイドテーブルとして使えるでしょう。また子ども椅子は、大人でも十分使えるぐらい丈夫ですから、玄関に置いて、靴ひもを結ぶ時などに利用することもできるでしょう。
丁寧に作られた無垢の家具は、100年経っても使えます。その子が大人になり、親となった時には、子供の頃から親しく使ってきたその家具を、わが子に譲り与えることができるのです。
家具には、そのひとの物語が刻まれていくのです。
三谷龍二